1988年6月末から7月初めにかけて開かれた第19回全連邦協議会で、アバルキン経済研究所長は次のように指摘しています。
「過去2年間の国民所得の年間の伸びは停滞色の強かった第11次5力年計画(98~85年)より低い。
資源の節約など効率に関する指標目標は達成されず、消費財の生産を重視するとの党大会の決定は無視されている。
科学技術も遅れたままになっている」。
・・・このように指摘した後、アバルキン氏は
「我々は実に様々な決定をしてきた・・・。しかし、なにも変わらなかった」
・・・と述べ、量と質の両方を追うよりも質を重視すべきだと主張しました。
ペレストロイカの混乱は思わぬところにも波及してきています。
企業の自主権限の拡大に伴い製品価格の値上げが相次いでいるのです。
88年9月初めに開いた最高会議の価格問題に関する委員会で、過去の物価上昇が報告されましたが、それによると2年間で野菜は12%、パン18%、テレビ15%といった値上がりでした。
国家統計委員会の小売価格統計によると、政策的に値上げしてきたアルコール飲料を除く商品の物価は、過去15年でわずかに4%しか上昇していないのと比べると、最近の物価上昇はまさに異常だということでした。