タイは発展途上国の模範生といわれてきました。
しかし、合計6年強の滞在のなかで発見したのは、所得上位1%ほどの人々の高い生活水準と圧倒的多数の庶民の貧しさという、大きな格差でした。
スラムも農村も、他の周辺諸国と比較すれば所得水準は高いでしょう。
しかし1%の人々は99%の人々の考え方や生活を知ろうとせず、むしろ格差を利用していますし、99%の人には諦めがあります。
格差はタイの人々の心をむしばんでいるように思えました。
こうした格差の実状を見て、ただやたらに腹をたてていました。
格差や貧困に無力な先進国を含む各国政府。
格差是正といいながら、自らの行動にはまったく疑問を持たない1%の人々・・・。
特に、理論的にはきわめて高度な発言をしながら、政策を考え実行しようとしないエリートたち。
そして、疑問をもつだけの自分・・・。