さて、花のなかでの柱頭や繭の位置・・・
それらと蜜腺の間の位置関係などは、昆虫が吸蜜するときにその体のどこに菊や柱頭が接触するかを決めることになります。
・・・つまり、葯から昆虫の体へ、また昆虫の体から柱頭へと花粉が移動する可能性や効率に影響を与えるのです。
したがって、花 種のなかでの蔚と柱頭の位置には、強い選択圧がかかることが考えられるのです。
サクラソウはクローンによって蒋や柱頭の高さにかなりの変異があります。
集団全体についてみると、長花柱花の柱頭の高さと短花柱花の繭の高さ。
そして、長花柱花の柱頭の高さと短花柱花の蒋の高さは、いずれもその平均値がピッタリと一致しています。
・・・つまり、1つの花のなかでは大きくずれている柱頭と蔚の高さが、集団全体では長花柱花と短花柱花の間で交互に一致しているのです。